2010年4月10日土曜日

Data warehouse bus architectureとは?小さく初めて大きく育てる!

会社で管理するデータをすべて一元管理するのは理想の姿です。
でも、言うのは簡単ですが、実際実行するのは非常に大変です。
では、データウェアハウスでデータを一元管理するのはどうすればいいのでしょうか。
そこでラルフ・キンボールが提唱しているのが、「Data warehouse bus architecture」という考え方です。

これは簡単に言うと各Factで使用するディメンションを統合して、共通して使用することによる
統一したデータマート群を構築すると言うことです。
これはビル・インモンのデータウェアハウスの考えた方とは違った考え方ですね。
ビル・インモンとラルフ・キンボールの違いについては下記の記事を参照してください。
ビル・インモンかラルフ・キンボールかそれが問題だ!

Data warehouse bus architectureの利点は小さく初めて大きく育てることができることです。
例えば、一度にすべてのデータウェアハウスを統合して共通データベースを作成しようとすると
お金も時間もかかるし、結局うまくまとまらず中途半端なデータウェアハウスができてしまうことがあります。
その点、Data warehouse bus architectureを利用すれば、例えばセールスシステムの一部から作成して
どんどん広げて行くこともできます。また、小さく始めることによって徐々にナレッジもたまっていくことでしょう。

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