2010年4月17日土曜日

ITマネジメントについて理解できる名著

日経BP社から出版された「ビジネスリーダーにITがマネジメントできるか -あるITリーダーの冒険」を
読みました。本書は、ある日突然事業部門長からCIOに任命された主人公をもとにIT部門が抱える問題点などを
CIOとして主人公が解決していく物語になっています。
本書の原著は「the adventures of an IT leader」で、この本はMBAのケーススタディの教材として
使用されているようです。
本書の読んだ感想としてはこれは名著だなと思いました。私はユーザ企業のIT部門で働いていますが
まさに現実の現場で起きていることが本当によく描かれています。まさに私が日々悩んでいることが
この書籍に凝縮されていると言っても過言ではないと思います。
また、MBAの教材として使用されているだけあって、教科書としても非常に優れています。
文書の所々にITマネジメントで非常となるキーワードやフレームワークがちりばめられており、
本書を読む勧めていくことによりITマネジメントに詳しくない人でも知らず知らずに内に自然に
ITマネジメントの要点をつかむことができます。
また、本書には参考図書などはないのですが、本文中にそのヒントが隠されているので、それをしらべて
いくことによりさらに勉強を進めることもできます。一例をあれば、「IT doesn't matter」などの論文などの
記載もあります。
IT部門の人にとってはまさに名著と言ってもいいと思います。CIOおよびIT部門に人には必ず読んで
欲しい本です。また、IT以外の人も本書を読むことによって得体の知れないIT部門についてより理解できると
思います。
何度も繰り返し読みたいと思います。



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