今回は、SAP BusinessObjects Web Intelligeceについて説明します。
SAP BusinessObjects Web Intelligeceとは?
Web Intelligenceとは、SQLなどのテクニカルスキルなしに定型レポート、アドホックレポート、データ取得ができる
Webベースのツールです。
Web Intelligenceには、2つの段階があります。
まず、接続したテーブル群を選びます。接続するテーブル群は、予めUniverse Designerというツールで
定義して必要があります。接続したいテーブル群(Universeと呼ばれます)を選んだあと、ドロップアンドドロップで取得したいデータを定義します。
ドロップアンドドラッグで選んだ内容に応じて、SQLを自動生成します。また、自分でSQLを編集、定義することもできます。
その次は、定義したクエリーを実行し、それを一覧やグラフなどで定義するフェーズです。単純なリストから棒グラフなど様々なテンプレートが容易されていますので
これもドラッグアンドドロップで簡単に作成することができます。また、フォーマットを変えたり、計算を追加したりといったこともできます。
まとめると、
フェーズ1:クエリーを定義する
フェーズ2:見た目を定義する
となります。
さらにすごいのが、同一のテーブル群(Universe)に別々のクエリを定義して、1つのレポートに表示することができます。
また、全く違ったテーブル群も1つのレポートに表示することもできます。さらに、違ったテーブル群をさらに結合して1つのテーブル群として
レポートに表現することもできます。
すぐれたツールのようですが、1つ問題点があります。それはパフォーマンスです。データ量が少なかったり、シンプルなテーブル構造であれば問題ないのですが、
データ量が多かったり、テーブル結合が多いとパフォーマンスが悪化します。
この辺は、サマリーテーブルやシンプルなテーブル構造にするなどの対応が必要になります。
ネティーザやテラデータなどの専用DWHを使えば、レスポンスが早くなるので、こういったアプライアンスを使用するのもおすすめです。
IT業界に入って歴の浅い新人でございます。
返信削除ドロップアンドドロップやドロップアンドドラッグとはどういうものなのでしょうか。
調べてもドラッグアンドドロップしかヒットせず困っております。お手数ではございますが、ご教授いただけますでしょうか。
今の時代、WEBで検索しても出てこないという事は
返信削除存在しないという事に等しいです。
そういうときは「入力ミス」または「存在しない」
と判断する能力を身につけましょう。
IT業界はweb検索の能力も必須です。