2010年3月30日火曜日

ビジネスインテリジェンスの要件定義のコツ

データウェアハウスの設計、そのデータにアクセスするインタフェースの設計において大事なのはなんといっても
ユーザの要件をどこまで把握して定義できるかにかかっています。
これがきちっとできないとスケジュール、コスト、品質もさだまりません。
とはいってもデータ分析については正直ユーザも手探りで行っている場合が多いのでしっかりした
要件を把握することは非常に難しくなります。

また、よくあるのが、すべてテストが終わってUATの段階であれこれ追加要件が出ることです。
同然、プロジェクトマネジメントのセオリーとして各フェーズごとにサインをもらっているので
システム屋として突っぱねることもできるのですが、やっぱりユーザが使わないシステムはまずいということになります。
とはいってもユーザは優先順位などはよく考えず、Nice to haveなのに要件をがんがんだしてきます。

じゃ、どこまで対応すればいいのでしょうか。
そこでたよりになるのが、20対80の法則。
そうこの法則はビジネスインテリジェンスの要件定義にも当てはまるのです。
20対80の法則とは全体の20%の商品が売り上げなどの80%を占めるという法則。
よく使う20%を対応し残りは運用などでアドホック的に対応するといいと思います。
でもあくまでこれはデータにアクセスするインタフェースについての目安です。

データウェアハウスのデータは核になる部分ですので、これはしっかり考えて対応しましょう。

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