2011年4月30日土曜日

第0回:自己紹介とコラム紹介

皆さん、こんにちは。SHIMOと申します。
これから21回にわたって、「データウェアハウス/BI技術を学ぼう!」と題して、データウェアハウス/BI技術についてのコラムを掲載していきたいと思います。今回は、コラム掲載の最初ということで、第0回と称して、自己紹介と掲載するコラムの全体像について記載したいと思います。

自己紹介
では、最初に自己紹介。改めまして、名前はSHIMOともうします。
経歴ですが、大学を卒業後、システムインテグレータに勤務して、Webシステムを中心に、システムエンジニアとして勤務していました。その後、アメリカのソフトウェアを日本市場に販売するソフトウェアの代理店会社に転職し、そこでマーケティング部門のITスペシャリストして勤務しました。その後、さらに転職し、現在某外資系消費財メーカーのシステム部門でシステムアナリストして勤務しています。長らく、マーケティングシステムのプロジェクトを担当しておりましたが、現在はセールシステムのデータウェアハウス/BIを担当しています。

日本語で読めるデータウェアハウス/BI技術の情報が少ない
現在の会社に勤務してから、データウェアハウス/BIについての知識が必要になり、勉強し始めました。大学を卒業して以来、システムの勉強は書籍などを利用して独学を中心に勉強してきましたので、早速書籍を購入して独学でデータウェアハウス、BIの勉強を始めることとしました。しかし、日本語で読めるデータウェアハウス/BI技術情報が非常に少ないことに気づきました。また、日本語で読めるものは、概要を扱ったものが多く、実際に設計をしてデータウェアハウスを構築するレベルが勉強できるものはほとんどありませんでした。Webサイトで情報を探してみましたが、それぞれの製品に特化した情報が多く、私が臨んでいた情報を提供するサイトはありませんでした。そんな中で、アメリカでは非常に優れたデータウェアハウス/BI技術に関する書籍が多く出版されているのに気づきました。早速、その多くを購入し、すこしずつ読み進めていくとデータウェアハウス/BIには昔から優れた設計技術などが考案されており、各会社が販売している製品もそれらの設計思想をもとに開発されており、それらを学ぶことによりより生産性が高まることがわかりました。

優れたデータウェアハウス/BI技術を広げたい
しかし、それらの優れた設計技術などは日本ではあまり広まっていないようです。何度がデータウェアハウス/BI技術を担当しているSEの方にお会いしましたが、業務システムのテクニックをそのまま、データウェアハウスに利用しており、各会社の製品ツールも使いこなしているレベルにほど遠いことがわかりました。
そこで、このコラムでは、21回にわたって、データウェアハウス/BIにおける主要トピックスについて、説明をしたいと思います。このコラムが皆様がデータウェアハウス/BIを構築するにあたって少し役に立てば幸いです。

コラムの全体像
このコラムでは、全21回にわたって、データウェアハウス/BI技術について解説します。これがすべてではありませんが、どうしても知ってほしいトピックスはある程度カバーしているのではないかと思います。
予定している内容は下記となります。

コラム内容:
データウェアハウス基礎
第1回:業務データベースと分析データベース
第2回:データウェアハウスアーキテクチャ(1):インモンのコーポレートインフォメーションファクトリー
第3回:データウェアハウスアーキテクチャ(2):キンボールディメンショナルデータウェアハウス
第4回:データウェアハウスアーキテクチャ(3):データボルトモデリング
データウェアハウスモデリング
第5回:ディメンショナルモデリング:スタースキーマ
第6回:ディメンショナルモデリング:階層とスノーフレーク
第7回:ディメンショナルモデリング:ディメンション設計:スローリーチェンジングディメンション
第8回:ディメンショナルモデリング:ファクト設計:トランザクション、スナップショット、アキュムレーションスナップショット
第9回:ディメンショナルモデリング:ファクト設計:ファクトレスファクトテーブル
ETL
第10回:ETL34サブシステム 1-10
第11回:ETL34サブシステム 11-22
第12回:ETL34サブシステム 23-34
第13回:ETLチェンジデータキャプチャ
OLAP
第14回:ROLAP,MOLAPの違い
第15回:MDX超入門
Data Warehouse/BI導入
第16回:Data warehouse/BI導入の勘どころ
製品紹介
第17回:マイクロソフト製品
第18回:SAP製品
第19回:Open souce Pentaho
データウェアハウス用語
第20回:データウェアハウス/BI用語解説
知識体系
第21回:DMBOKの紹介

最初にデータウェアハウスの基本的知識について解説し、データモデリング,ETL,OLAPについて解説します。これでひととおりカバーできますが、具体的な製品イメージがあったほうがよいと思いますので、主要な製品について解説したいと思います。最後に用語と知識体系についてちょこっと説明します。

あくまで予定ですので、書いていくうちに内容がどんどん膨らむかもしれません。内容が膨らんでしまった場合は、適宜内容をわけていきたいと思います。

それでは、次回より第1回を掲載します。

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