2011年6月16日木曜日

第21回:DMBOKの紹介

 今回でいよいよこのコラムも最終回となります。今回は、データ管理をまとめた知識体系であるDMBOKについて紹介します。

DMBOKとは

 DMBOKとは、Data Management Body of Knowledgeの略で、DAMA(The Data Management Association)という
データマネジメントに関する推進団体が策定した知識体系です。知識体系と言えば、プロジェクトマネジメントのPMBOKが有名ですが、データ管理についてもあるんですね。
DMBOKは英語で書かれていますが、データ総研から日本語訳が出ています。

 DMBOKは、下記の10のファクションに分かれています。
1 データガバナンス
2 データアーキテクチャマネジメント
3 データディベロップメント
4 データオペレーションマネジメント
5 データセキュリティマネジメント
6 リファレンス&マスタデータマネジメント
7 DWH&BIマネジメント
8 ドキュメント&コンテンツマネジメント
9 メタデータマネジメント
10データクオリティマネジメント

 データウェアハウスに関連する項目は、「7 DWH&BIマネジメント」となります。ここでは、本コラムでも紹介したインモンアーキテクチャとキンボールアーキテクチャが紹介されています。
また、参考文献が非常に充実していますので、これを手がかりにどんどん学習を進めていくことも可能です。ただし、参考文献のほとんどが日本語に翻訳されていないのが、難点ですね。

 他のファクションも、データウェアハウス、BIを構築する上で密接に関連している項目ばかりですので、一読をお勧めします。

 短いですが、これで今回は終了となります。

 21回にわたって、コラムを記載してきましたが、いかがだったでしょうか。自分の知識不足もあり、断片的な技術紹介になってしまいましたが、ご一読いただきありがとうございました。

 コラムは終了ですが、引き続き、ブログにて、情報発信を行っていきたいと思います。

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