ビッグデータを扱うソフトウェアとして、人気が高いHadoopですが、そのHadoopキラーとなるHPCC systemsがオープンソース化されるそうです。
LexisNexis Open-sources its Hadoop killer
上記の記事によるとHPCC systemsは、LexisNexis Risk Solutions部門で、膨大な顧客データを分析するために使用されていたものです。
今回、オープンソースに踏み切った理由として、Hadoopが業界のデファクトスタンダードになる前に、オープンソース化によって優秀な開発者を集め、HPCC systemsをより進化させることが目的のようです。LexisNexisは、HPCC systemsが、Hadoopより優れたシステムであると自信を見せています。
HPCCは、データアクセスに、Enterprise Control Languageを利用します。
Hadoopでは、データアクセスにMapReduceを利用しますが、並列処理ワークフローを記載するには難易度が高いので、記事では、その点が強調されています。また、Hadoopは、Javaで作成されていますが、HPCCは、C++で構築されているため、パフォーマンスは良いとのことです。
HPCCの動作原理については、下記ページを参照してください。
http://hpccsystems.com/Why-HPCC/How-it-works
記事にあるとおり、今後HPCCがHadoopに勝てるかどうかはわかりませんが、ユーザにとって、選択肢が増えることはいいことですよね。
ぜひ、チェックしてみてください。
HPCC systems
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