2011年6月16日木曜日

第20回:データウェアハウス/BI用語解説

今回は、復習も兼ねてデータウェアハウス/BIの重要な用語について説明します。

 ファクト
 分析する対象となる数値データをファクトと呼びます。メジャーやメジャーメントなどとも呼ばれます。

 ディメンション

 分析する軸をディメンションと呼びます。 

 ディメンショナル設計

 ディメンショナル設計とは、データウェアハウスに特化したデータベースの設計方法です。通常の正規化されるデータモデリングと違い、
大量データを素早く分析できるように、シンプルさとパフォーマンスを考慮した設計です。

 スタースキーマ
 
 スタースキーマは、ディメンショナル設計で利用されるモデリングです。分析対象となる数値データであるファクトテーブルを真ん中に配置し、
それを囲むように、分析軸となるディメンションテーブルをファクトテーブルの周りに配置します。見た目が星形に似ているところからスタースキーマと
呼ばれています。

 スローリーチェンジングディメンション

 ディメンショナル設計で利用される履歴を管理するテクニック。分析要件によって利用するテクニックが異なる。

 データマート

 部署に特化した分析データベースをデータマートと呼ぶ。

 キューブ

 スタースキーマを多次元データベースで実現したものをキューブと呼ぶ。

 アドホックレポート

 アドホックレポートは、その場限りで使用される使いすてのレポートのことです。 


 次回はいよいよ最終回です。データに関する知識体系DMBOKについて紹介します。

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